日時・会場 出演者
3月30日(土)
吉祥寺・Mandala2
なぎら健壱(vo、g)& Own Risk



なぎら健壱&Own Risk 『日輪』


TVのバラエティ番組でもお馴染みの【なぎらッチ】のライブです。  なぎらさんと言うと、一般的には、コメディアンというか、タレントというか、サイクリング親爺というか(笑)、そういうイメージが強いと思いますが、僕が最初に彼の存在を知ったのは、今から20年くらい前。  確か、TV神奈川(TVK)の音楽番組に登場して、『アーパー・サーファー・ギャル』を弾き語りしたのを見たのだと思います。  当時、所謂、【コミック・ソング】というものに、あまり【免疫】(?)なかったので、『なんじゃ、こりゃあ〜〜〜???』と衝撃を受けたものです(笑)。  

さて、当夜のライブ会場、吉祥寺・MANDAL2で、なぎらさんは、毎月末にレギュラー・ライブを展開中、とのことです。 開演10分前くらいに入店すると、既に超満員で凄いことになっていました。  コアな【なぎらファン】と思しき(常連さん?)観客を中心に、どうでしょう、恐らく、100名以上は入っていたでしょう。 凄い熱気、ムンムンムンです。  しかし、平均年齢が高い〜〜〜〜(笑)。  なぎらさんと同世代と思しき、40歳代半ば以上、しかも、野郎が多い・・・。  う〜ん、ムンムンムンってよりは、ムサムサムサって感じ? その、妙に汗臭い感じがする(?)、高濃度な箱の中、立ち見で参戦は、かなりツライものがあります。

定刻通りに暗転して、ステージに『OWN RISK』のメンバーを従えて、ギターを抱えた、なぎらさん登場。  バンドは、ギター、ベース、ドラムに、スライド・ギターの4名。  カントリー風のインストでのテーマ演奏からスタート。  曲は、『バーボンもう一杯』や、『港に腰をかけ』等、最近のアルバムからの曲が中心のようです。 コミック・ソングっぽいものも入るのかな、と思っていたのですが、流石に、TVのイメージと違って、ここは生粋の(?)『フォーク野郎』として面目躍如で、真面目に、真摯に、オリジナル曲を歌っていきます。  スライド・ギターが入っていることもあり、所謂【四畳半フォーク】ではなく、アメリカ民謡をベースにした、ウディ・ガスリーや、極初期のディランのような、【トラディショナル・カントリー・フォーク】に通じるものを感じます。 途中、アメリカのトラディショナル・フォークに、高田渡さんが歌詞をつけた曲も披露され、なるほど、と思わされました。  

MCの方は、無意味な脱線はないものの、ソコハカとないユーモアとペーソスに溢れていて、雑談が続いているだけなのですか、何故か笑ってしまう、というものでした。  しかし、それも、あくまでも【音楽】が主役である、という基本姿勢を崩さないもので、言ってみれば、【楽曲】の【枕】として、軽くお喋りする、と言った感じです。  ベタベタに笑わすのではなく、さりげなく楽しませて、ライブを進行していくあたり、やはり、なぎらさんは、上手いなあ、と思わされました。  こういう味わいは、関西の人には出せないものだな、江戸ッ子だな、と思います。  
超満員の箱でズッと立ち見だったので、(しかも、直前に、東宝特撮映画3本立てを連続鑑賞してたので!)疲れてしまい、ファースト・セットだけで退散してきましたが、あとあとになって、もう少しユックリ楽しめば良かったな、と思いました。 【酒】と【笑い】と【切なさ】が渾然一体になった、【大人の世界】といった所でしょうか。 又、機会があったら行ってみたいと思います。