
| 日時 | 会場 | 出演 |
| 03年5月24日(土) |
御茶ノ水・NARU | TADASEI5 多田誠司(as)、岡崎好朗(tp・flh)、今泉正明(pf)、工藤精(b)、高橋徹(ds) |
お馴染みのTADASEIこと多田誠司さんが率いるクインテット、その名もマンマな(笑)“TADASEI 5”。 多田さんのもう一つのユニット、“The MOST”はメンバーのオリジナル曲中心であるのに対し、こちらのクインテットでは、ジャズジャイアンツのオリジナルや歌モノ・スタンダードを軸に、ストレートアヘッド・ジャズを熱く聴かせてくれる。 オーネット・コールマンの変態(?)ブルース@から始まり、男の色気炸裂のアルトが憎いバラッドのA、ロリンズの名盤“コンテンポラリーリーダーズ”での演奏が思い出されるユーモア感覚満載のB、岡崎さんのフリュ-ゲルが美しい、天才トム・ハレル作のC、そして、48年前(!)のカフェ・ボヘミヤでのジャッキー・マクリーン/ドナルド・バードの2管を擁したジョージ・ウォーリントン・クインテットの実況録音が思い出される爆発的なD・・・とファースト・セットから聴き所満載。 多田さんの“舌”好調MCも相変わらず楽しく、途中、“トオルちゃん!”の寒いネタも挟みつつ(笑)、場内爆笑のうちに進行。
セカンド・セットは、なんとも言えず魅惑的なエリントン・ナンバー@とBが印象的。 ウェイン・ショーターの魔力エッセンスたっぷりのA、そして、エンディングでファッツ・ナバロの“ノスタルジア”のテーマと行ったり来たり(笑)、タダセイ/ヨシロウの阿吽の呼吸がスリリングなC。 最後は、“SLASH!”や“Club Toko Sextet”でも演奏された、“I Got Rythm”をベースにピアノの今泉さんが書いたオリジナルDから、超渋いブルース大会で大団円。 いつ聴きに来ても充実した演奏で満足させてくれる多田さん達は、本当にプロ中のプロ。 多くのジャズ・ファン、特に、若葉マークのジャズファンに、彼等の演奏からジャズの楽しさ、熱さを感じて貰いたいものです。
心憎いほどジャズのツボをスイングさせる“トオルちゃん”(左)と
熱いブローで爆裂するタダセイ氏(右)
名前の通り朗々としたトーンが魅力的なヨシロウ・オカザキ氏(中)、
多田さんとのフロントラインは本邦ジャズ界が誇る2トップだ。
マッチョなスイング感の中にちょっぴり変態性も垣間見せたベースの
工藤精(右)も良いぞ。