
2003
| 日時 | 会場 | 出演 |
| 03年12月27日(土) | 大阪・梅田・ロイヤルホース | 越智順子(vo) 竹下清志(pf)、小笹了水(b)、東原力哉(ds) |

やって来ました、大阪でっせ〜っ。 2月に仕事で来阪して以来10ヶ月ぶり。 いつもながら、何故か此処に来ますと、ワクワクさせられます。 ホントの話し、暫く移住したいと思っているくらいですねん。 さて、大阪には10ヶ月ぶりですが、ロイヤルホースにやって来たのは、2001年5月以来、2年半以上ぶりのこと。 19時過ぎに入店しますと、既に盛況で、客席は可也アダルトな雰囲気。 年末の休暇に入り、“ナウなヤング”はスキーにでも行っているのか、実家で親のスネでもカジッテイルのか(笑)、いずれにしても、大人のお客さんが多かったですね。
ネット予約でお願いしておいたステージ前のツバ被り席へお店の方に通して頂くと、うぉ〜っ、愛しの猥サマ〜・・・いや違った、“Audience League”のyさんがいらっしゃておりました。 いやあ、奇遇ですなあ・・・???(笑) yさんとも2001年5月以来の再会となり、熱き抱擁でベサメ・ムーチョ?! 早速、ミュージシャン席に手に手をとって、スキップしながら同伴しますと、いらっしゃいました、オチジュンさま、そしてトリオのお三人。 力哉さんは、パタパタとスティックでウォーミング・アップ中。 オチさんからピアノの竹下さんをご紹介頂き、常日頃オチさんから竹下さんの演奏を絶対聴いて、と言われてまして、ようやく東京からやって来ました!と告げると、なにやら恥ずかしそうに恐縮される竹下さん。 年の頃60歳、天才肌の頑固者・・・と勝手に想像していたのですが、いやあ、全然違いましたね(笑)。 非常にシャイそうな方にお見受けしましたが、ソフトな人柄が、なんとなく伊勢秀一郎さんを思わせ、親しみ易さを覚えました。
さあ、いよいよ、LIVEのスタートとなり、先ずはトリオでの演奏。 ポロリポロリとピアノを弾き出す竹下さんは、その指先にインスピレーションが降りて来るのを待つかの如く。 なにやら調子が上がらない様子かな? そのうち、しかし、ポロリポロリに輪郭が見え始め、あのジャコ・パスが得意とした『インビテーション』のメロディが顔を出す。 【野獣】のイメージからは程遠い、繊細かつタイトな力哉さんのドラミングが空間を作り出し、やはりべーシストはこうでなくては!と思わせるクワイエット・マン、了水さんが無駄な枝葉を削ぎ落とした幹になる。 流石にジャズ界の志村けん、聴いてて安心、大丈夫だあ〜、アイーン?! そこに、竹下さんのピアノが、湧き水のような清涼さと、濁流のような豪快さを渾然一体にしつつ流れていく。 3人とも思い切り演奏しているのに、【音が無い部分】の方が多く感じられるという、これは、僕が考える最高のジャズ演奏。 そうそう、ジャズって、【音がある部分】と【音が無い部分】のコントラストが肝なんだよね。 1年の最後に、自分の音楽(JAZZ)観を再確認出来る演奏に出会えて嬉しいですね。
1曲終わって竹下さんがマイクを取り、メンバー紹介。 力哉さんの紹介の際、少しだけ竹下さんが“噛む”と、すかさず力哉さんが突っ込む・・・「えっ、今、なんて言うた? ヒゲシハラ?!」。 此処からは力哉さんの独壇場で、司会進行(?)の座を奪い取り、喋る、喋る。 力哉さんが、あそこまでシャベリだとは思っていなかったので、これには抱腹絶倒。 そして、オチジュンをステージに迎い入れる際は、「この人のことはアニキと呼んでます」とオーディエンスに【アニキ・コール】を要求。 力哉「アニキ!」 観客「アニキ!」 「アニキ!」 「アニキ!」・・・思わず、「アニキ・ボンバイエ!」といった雰囲気で、【炎のファイター】のテーマ曲がかかりそう(笑)。
参ったわ〜と言った苦笑いでオチジュンが登場。 曲は、いきなりの「アイ・ウィッシュ・ユー・ラブ」。 【男塾】のような汗臭さムンムンが後を引く、一曲目に、おいおい、この曲かいな?(笑) しかし、この曲はエエ曲ですね。 オチさんが歌うこの曲が大好きです。 2曲目以降は、オチジュン十八番のオンパレードといった風で、最近のステージではお馴染みの「春の如く」、「フラミンゴ」等が続きます。 どれも、メロディが美しい曲で、“ストレートに歌って感動させることが出来る”数少ないシンガーである越智さんにはお似合いですね。 ファースト・セットは、これも得意のキャロル・キング曲集から「イッツ・トゥー・レイト」で締めてインターミッションへ。
セカンド・セットのオチジュンは、グロリア・エステファンのスペイン語曲でスタート(タイトル不明)。 オチジュンのタンゴは未だ聴いたことがありませんが、きっとこんな感じなのかな、と想像しながら聴きました。 オチさんは、こういったスペイン語や日本語、発声の中に母音が必ず入ってくる言語で歌うと又良いですね。 声の輪郭がハッキリしているシンガーなので、発音に【無音】が存在する英語よりも、むしろラテン語、日本語のほうが合っているのかな、という気もします。 又、セカンド・セットでは、「テイキング・ア・チャンス・オン・ラブ」が珍しかったですね。 最近のレパートリーに入れているのかな?



さて、さて、ここからが最大の見もの、聞きもの! 竹下さんと了水さんが一旦ステージから降りて、いやん、見つめあう、ジュンコとリキヤ! いよいよ、殴り合いか、ルールはK-1、金的攻撃も有効か???・・・と思いきや、なんと、ボーカル&ドラムのデュオで「フィーバー」を。 うーん、これは、まさにフィーバー、熱い、熱い、ホット、ホットでウナサレそー!? 声と太鼓のブツカリ合い、コレぞ男同士の勝負の世界(?)、待った無しのガチンコ対決。 【サップ vs 曙】も霞む、裸と裸のガップリヨッツ! なんだかエッチな雰囲気もカモカモしてきて、クンズホグレツ、4点ポジションからの攻撃もあり〜で(?)、こりゃ、も〜っ、タマリマセン! これには、店内騒然、1、2、3、ダーッ!と雄叫びの一つも上げたくなる、狂乱の渦に突入。


そんなわけで、超絶な盛り上がりのなか、お馴染みの「君の友達」、「サイド・バイ・サイド」で大団円。 それでも、店内収まらず、アンコール、アンコール。 そこに、野獣リキヤーがステージ中央でアジりまくって、「アニキー、カンバック!」。 さあ、出てきました、魔界魔女オチジュン、延長戦に突入・・・といった爆裂ぶりも、ここは年末、シットリと夜を締めましょう。 で、今宵3曲目のキャロル・キングもので「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー」。 もう、明日でも、明後日でも、来年も、来世紀も、来世も愛しちゃうわよ〜、いや〜ん、ばっか〜ん、うっふ〜ん・・・。
満席のお客様も皆さん大満足!といった感じで、ライブ後も幸せそうな顔をして帰路につかれておりました。 見た感じ、年末をジャズでも聞いて・・・という趣向で来店、初めてオチジュンを聴いたというナイス・ミドルの皆さまも多かったらしく、CDも飛ぶように(?)売れておりました。
いやはや、今年も皆さん、お疲れ様でした。 最後に凄いライブ、すんばらしいライブを観て、聴いて、感じて、幸せでした。 はあ〜っ、明日は東京に帰ります???
【オチジュン秘宝館】にも当夜の美麗フォトを掲載しましたので、あわせてお楽しみを!